JHP・学校をつくる会の学校建設活動の紹介
(JHP・学校をつくる会には、ホームページから引用・写真使用の許可確認済みです)
カンボジアの子どもたちへ教育の機会を提供するために、老朽化した校舎の修復や、
教室数の足りない学校の建設などを行なっています。
2008年現在、小学校は6,476校、中学校は1,006校ありますが、
どちらも必要とされる学校数より大幅に少ない状態であり、
多くの小・中学校が2部制 (午前・午後で生徒を入れ替え)や、
3部制 (朝・昼・夕方に生徒を入れ替え)の授業を行っています。
そのために、1人の生徒が受ける授業時間も少なく、
子どもたちに十分な教育が行きわたっていません。
その他、校舎そのものが老朽化しているため、倒壊の危険、
雨季の影響などで満足に授業が行えない学校もあります。
その為、「校舎が古くて倒れそう」「教室数が足りない」「校舎がなくて青空教室で授業をしている」
など、カンボジア各地の学校から鉄筋コンクリ造の校舎建設の要望が
JHP・学校をつくる会プノンペン事務所にリクエストレターが送られてきます。
JHPはクエストレターの中から、建設支援担当チームが下記のような現地調査を行います。
1.教室が足りず、2部制以上で授業を行っている学校
2.老朽化により、授業の実施が天候等で左右される学校
など優先順位を決め、地域の協力体制などの確認をします。
学校は子どもたちのためだけでなく、地域のためにあります。
なるべく地元業者を雇用するために、建設前協議では
学校・地域住民の協力がどれくらい得られるかを確認し、
新校舎の建設場所、建設後の維持・管理に関しても話し合います。
このようにして学校建設がはじまり、
完成後もJHPが、校舎メンテナンスの助言を行っています。
校舎支援にかかる費用は、校舎1棟5教室、トイレ1棟3〜4室、
教室内備品(黒板や机椅子など)で600万円〜700万円となっています。(2008年度実績)